バイクで関西の神社巡りができそうな場所を探していると、必ずと言っていいほど検索に出てくる「バイク神社大阪」。
一般社団法人日本二輪車文化協会という協会があり、ツーリング拠点となる全国「オートバイ神社」の普及を行っているのだとか。
調べてみると「オートバイ神社」として認定されているオートバイ神社は関西に2軒ありました。
1.蛙の駅オートバイ神社【第10号神社】
2.淡路島オートバイ神社【第12号神社】
大阪府太子町のバイク神社大阪は日本二輪車文化協会のオートバイ神社の認定は受けていないようです。
バイクの神社ってどんなものなのか自分の目でひと目見てみたい!
という思いから、大阪府太子町にあるバイク神社大阪まで愛車のアクシスZでひとっ走り行ってみました!
バイク神社大阪の現地の写真をたくさん撮ってきましたので、わたしが実際に訪れて感じたバイク神社大阪の雰囲気をお伝えします!
また、バイク神社大阪がある大阪府太子町という町は聖徳太子とゆかりのある土地で、多くの自然に囲まれた歴史情緒あふれる地域でした。
そして大阪府太子町は聖徳太子だけではなく、歴史上で有名な人物が数多く関係していることも分かりました。
バイク神社大阪からすぐに訪れることができる大阪府太子町にある観光スポットもご紹介します!
目次
バイク神社大阪の場所はどこにある?
名前 | バイク神社大阪 |
住所 | 〒583-0992 大阪府南河内郡太子町山田1131 ※南阪奈道路 太子インターより3分 |
営業時間 | 駐車スペースは24時間営業 「なんちゃって神殿」は土曜日・日曜日10時~19時 (Googleマップの情報より引用) |
URL | https://bikejinja.com/ |
バイク神社大阪は大阪府の南河内地域を縦断する「南河内グリーンロード」の中間くらいにあります。
南河内グリーンロードを走っている時に、「南河内フルーツロード」という看板が至る所に立っていました。「一瞬道を間違えちゃったかな?」と不安に思ったのですが、調べてみると南河内グリーンロードの一部に「南河内フルーツロード」という名称がつけられているとのこと。
引用:広域農道及び農免農道の新たな愛称「南河内フルーツロード」
大阪府南河内地域は府内でもぶどう、いちじく、みかん、いちご、ももなど有数のフルーツの産地であり、フルーツが有名であることをPRするために「南河内フルーツキングダムプロジェクト」が発足し、南河内グリーンロードの一部に「南河内フルーツロード」という愛称がつけたのだそうです。
南河内フルーツロードの道中には果物農家さんが何軒かありましたので、確かに「フルーツロード」という呼び名がしっくりくる感じでした。
また、「南河内グリーンロード」はサイクリングロードでもあるようで、何名かロードバイクで走っていらっしゃる方をお見かけしました。
南河内グリーンロードを走っている時、たまたまかもしれませんが車をほとんど見かけませんでした。また交差点も少なく、停車するポイントがあまりありませんでしたので、気をつけて走らないと思わずスピードを出しすぎてしまうくらい快適で走りやすい道路でした。
大阪方面より奈良方面へ向けて南河内グリーンロードを走っていくと、やがて左側前方に大きな看板が見えてきます。看板がある箇所を右へ曲がります。
曲がりくねった道を下るとバイク神社大阪が見えてきます。少し細くて、対向車も通りますので十分減速しながら下りましょう。坂を下りきると、バイク神社大阪の建物が見えてきました!
バイク神社大阪の現地写真あれこれ
坂を下りきり、無事にバイク神社大阪に到着できました!私がバイク神社大阪に到着した時は誰もおらず貸し切り状態でした。周りに聞こえるのは鳥のさえずりと川のせせらぎの音だけ!
バイク神社大阪の駐輪場はかなり広いので、バイクも好きなところに停め放題です。大型バイクでも余裕をもってかなりの台数停められそうです。
バイク神社大阪内にある建物、「なんちゃって神殿」は土曜日・日曜日10時~19時に開いているようです。この建物の中が休憩所になっています。
駐輪スペース自体は24時間オープンしているのでいつでも利用可能。やぐらがあったり、イスや灰皿も置いていますのでなんちゃって神殿に入らなくても一息つけそう。
バイク神社大阪内に自販機はありませんでしたが、隣接した太子温泉の前に自販機がありましたので飲み物を買うことができました。
タヌキがここのメインキャラクターなのでしょうか、施設の至るところにタヌキのイラストやオブジェがたくさん!
バイク神社大阪内の駐輪場に設置されているボードには多くのステッカーが貼られています。バイクチームの方が待ち合わせに使われたりするのにとてもいい場所。「バイクの音が周りに迷惑をかけてしまうかも…」という心配もないくらい、近隣に建物は少なく自然に囲まれていました。
誰もおらず、貸し切り状態でしたのでいろいろな場所で写真をパシャリ。
バイク神社大阪の周りは自然を全身で感じられる場所でした!すぐ近くを流れる「唐川」ではホタルやトンボなどの小生物が生息しているとのこと。直接ホタルを見たことがないので人生で一度は見てみたいです!しばらく唐川にかかる橋の上で川のせせらぎの音を感じてきました。川のせせらぎの音って心癒されますね。
バイク神社大阪には御朱印がある?
バイク神社大阪には御朱印があります!御朱印といっても実際は「御朱印ステッカー」というアイテムでした。ですが「御朱印」という名前がついていたら実際の神社にお参りしたような気分になれそうですね!
ステッカーボードのある場所に御朱印ステッカーの案内看板がありました。
ホームページに記載されている内容を確認すると、バイク神社大阪の神殿の中にあるガチャガチャか、お隣にある太子温泉のフロントで販売されているとのことなのですが、どちらも施設が閉まっていたため現物を見ることができませんでした。
1回300円で出来る全10種類のバイク神社大阪のステッカーが入ったガチャガチャがあることを事前の下調べで情報を仕入れていたのですが、手に入れられず残念です。
せっかく遠路はるばる訪れたのでバイク神社大阪の御朱印ステッカーとガチャガチャステッカーをゲットしたかった~!
バイク神社大阪では御朱印ステッカーだけではなく、多くのオリジナルグッズの取扱いがあるようです。ホームページにもグッズ販売のページがあり、バイク神社大阪のキーホルダーやステッカーやワッペン、Tシャツやパーカーなどのアパレル用品も販売されているようです。
ネットショップでは売り切れになってしまっていますが「バイク神社 あられセット(5袋)」が気になりました。
また、オリジナルグッズの作成も依頼できるようですので、バイクチームでおそろいのグッズを作成してチームの結束力を上げるのにもよさそう!
バイク神社大阪に隣接する太子温泉について
バイク神社大阪のすぐ隣りには「太子温泉」という温泉施設がありました。
住所 | 〒583-0992 大阪府南河内郡太子町山田1131 |
営業時間 | 10:00 - 22:00 |
定休日 | 毎週火・水曜日 1月1日・2日 |
料金 | 大人 1,000円・小人 600円、回数券(10枚綴り)9,200円 |
浴用の適応症 | リウマチ性疾患・運動器障害・神経麻痺・神経症・病後回復期・疲労回復 |
URL | https://taishi-onsen.com/ |
太子温泉は「聖徳太子めぐみの湯」とのことで昭和54年に温泉が湧き出し、温泉のすべてが加水無しの100%天然温泉とのこと。
毎週火曜日・水曜日、1月1日・2日以外は営業日とのこと。訪れた日は水曜日でした。
この日は大阪でも特に最高気温が低い日でしたので、長時間の移動で身体が冷え切っていました。ツーリングで冷え切った状態で暖かい温泉に入れたらとても気持ちいいと思います!
この日は特に寒かったので、もう少し防寒対策をしていたらよかったと痛感しました!
長距離のツーリングに出かける際はこちらの記事を参考にして、しっかりツーリングの準備をしてくださいね。
施設内にある「鶏と卵」という食堂も気になっていたのですが、太子温泉が定休日のため食堂も営業していませんでした。こればかりは日を改めて来るしかないですね、残念。
太子温泉には大きな駐車場がありますのでバイクだけではなく、車でも訪れることができます。
また、太子温泉には「太子オートパーク」という車中泊ができる施設も併設されていて、テントを張りたい方、ペットと一緒に泊まりたい方、バイクだけど車中泊をしたい方向けで利用ができるようです。
バイク神社大阪付近の観光スポット3つご紹介
バイク神社大阪のある大阪府太子町は聖徳太子のゆかりの地です。聖徳太子の「和を以って貴しと為す」という思いをモットーにまちづくりを進めているとのこと。歴史ロマンが感じられる町です。
そんな大阪府太子町は自然が豊かで観光地も数多くあります。バイク神社大阪からすぐに行ける大阪府太子町の観光スポットを3つご紹介します。
1)上之太子 叡福寺
名前 | 上之太子 叡福寺(かみのたいし えいふくじ) |
住所 | 〒583-0995 大阪府南河内郡太子町太子2146 |
営業時間 | 9:00~17:00(入館は16:30まで)、月曜休館(但し祭日は開館) 冬期(12月第1月曜~2月末)休館 |
料金 | 大人200円、小学生100円 |
駐車場 | 山門下約15台 マイクロバス以上有料 |
URL | https://eifukuji-taishi.jp/ |
境内に聖徳太子御廟(磯長廟)を擁する叡福寺は、四天王寺、法隆寺とならんで、太子信仰の中核となった寺院です。
聖徳太子のゆかりの地といえば奈良県にある法隆寺が有名ですが、大阪府太子町にある叡福寺は叡福寺の境内に聖徳太子のお墓があります。遺跡名は「叡福寺北古墳」で、「日本遺産構成文化財」に認定されています。
毎年4月11日、12日には聖徳太子の法要である「大乗会」が行われます。別名「太子まいり」とも呼ばれ、多くの参詣者が訪れます。
2)小野妹子墓
住所 | 〒583-0992 大阪府南河内郡太子町 |
科長神社南側の小高い丘の上に、古くから小野妹子の墓と伝えられる小さな塚があります。妹子は、推古天皇の時代に遣隋使として、当時中国大陸にあった隋という大国に派遣された人物です。
引用:大阪府太子町ホームページ
小野妹子も歴史を習う上で必ず名前を聞く人物です。小野妹子は華道の家元である「池坊(いけのぼう)」において「稼働の祖」とされています。
小野妹子のお墓は今でも池坊により管理されていて、毎月6月30日には「墓前祭」が行われます。
3)山田上ノ山古墳(孝徳天皇陵)
住所 | 〒583-0992 大阪府南河内郡太子町山田 |
大化改新後に即位した第36代孝徳天皇は、改新に功績のあった蘇我倉山田石川麻呂らを政権に登用し、改新政治を推し進めました。しかし中大兄皇子らと不仲となった天皇は、難波宮で白雉5年(654)、孤独のうちに亡くなられ、大坂磯長陵に葬られました。
引用:大阪府太子町ホームページ
孝徳天皇は645年に蘇我氏が滅亡した後に天皇に即位した人物です。中大兄皇子を皇太子して年号を「大化」と改め、同年末に都を大阪府にある難波の長柄豊碕宮(ながらのとよさきのみや)に移しました。最後は病気で亡くなってしまい、没後こちらの山田上ノ山古墳に埋葬されました。
まとめ
大阪太子町にあるバイク神社大阪と、大阪府太子町にある観光地についてご紹介しました。
バイク神社大阪だけではなく、大阪府太子町にはご紹介しただけではなく、他にも歴史上貴重な観光地がたくさんあることが分かりました。史跡が多くある太子町をぜひじっくり巡ってみたいと思いました。
また、バイク神社大阪からは奈良県へのアクセスも良いので、歴史散策へのツーリングへの休憩場所として使えそうです。神社巡りツーリングの休憩スポットとして活用できそうですので、次回ツーリングに行く時にぜひとも活用したいスポットでした!
そして次回はぜひ太子温泉が営業している日に訪れたいです。バイクで冷えた体をゆっくり温泉につかって温まるととても快適なツーリング旅となりそうです。
大阪南部や奈良方面へツーリングへ行く際には、ぜひバイク神社大阪に立ち寄ってみてくださいね!